Wifiのアクセスポイントを使って、位置情報を取得(および更新・登録)するツールPlaceEngineが、ついにVista対応になりました。
PlaceEngineはPSP版の地図ソフト「みんなの地図2」にも搭載されており、僕のお気に入りです。位置情報の取得にGPSユニットを必要としないばかりか、GPSよりも速い起動時間、GPSではできない屋内での位置情報取得などが、Wifiの電波のみで可能になります。現在WifiがついていないノートPCは無いと言っても過言ではありませんので、ほぼすべてのノートPCにPlaceEngineのドライバをインストールするだけで、すぐに位置情報取得端末になります。
今回のリリースでは、Windows版がVistaもサポートしたことに加え、WindowsMobile版や、MacOS版も追加されました。月末に予約開始となる「Advanced W-ZERO3 [es]」はWifiが内蔵されていますので、ポータブル位置情報取得端末としても使えるようになりますね。
またWindows版では新たにローカルDBもサポートされました。これはWifiのMACアドレスと地図情報のマッピングデータをローカルにレプリカとして持つことにより、インターネットアクセスがなくても地図情報までとれるようにしたという優れものです。(「みんなの地図2」ではすでにサポートされています)
もともとPlaceEngineはAPIも公開していましたので、ローカルDBにより様々なアプリとローカルだけで連携できるようになりました。
Skypeとの相性も非常によいと思いますので、今後にますます期待です。
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