以前、「s@s: M1グランプリ」 のエントリで、落語家の柳家小三治さんを下記のようにご紹介したことがある。
僕は笑いや芸って、新しいものをどんどん生み出す必要はないと思っている。本当に完成された芸であれば、何度見てもやはり笑える。毎年、新年寄席で披露さ れる柳家小三治の「小言念仏」などは絶品で、ひとつの完成形と言えるだろう。きっと来年も新年寄席で演じるだろうから、みなさんにも是非観てもらいたい。
誰か新年寄席に行った人いるかな?
で、その柳家小三治さんが NHK のプロフェッショナルに登場します。とても楽しみです。小三治さんの落語は初めての人でもきっと面白いと思うし、「まくら」と言って落語の本編に入る前に導入として語るお話も面白いと評判です。その「まくら」だけが本になったりしています(下参照)。人間国宝の柳家小さんの弟子で、小さんを継ぐのではないかとも言われていましたが、継がないことを明言されたようです。孫の柳家花緑に遠慮したのかな?などと思いました。
昔、奥さんと末廣亭で高座を聴いたとき、休憩時間にタバコを吸っている小三治さんを見たことがあります。はっきり言ってオーラが出ていて怖かった笑。普段の小三治さんの様子は「まくら」の内容や、タバコを吸っている姿(笑)からしかうかがい知ることはできませんでしたが、このプロフェッショナルで少し垣間見られるのではないかと期待しています。
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第100会 2008年 10月14日(火)放送予定
「笑いの奥に、人生がある
〜 落語家・柳家小三治 〜」
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ま・く・ら (講談社文庫)
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柳家 小三治
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二番煎じさえなければ・・・小三治師匠の魅力
身の丈の「個」の話にこだわる気骨っていうか偏屈が小三治の魅力
また買っちゃいました。
「まくら」の概念を変える新しい領域
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