しかしお酒のない人生はつまらないものですね。
通常なら生ビール2〜3杯、それから最近はワインに行って(焼酎や日本酒に行くときもある。料理による。あ、途中からモヒート三昧になることも) 、最後はシングルモルトかグラッパかブランデーまでいっちゃうときもあるのになぁ。もちろんパブであれば最後までビール。6〜7杯。
はー、すぐにこんなことを考えてしまう。というも1週間の禁酒中で、ついつい。。
なかなか胃の調子が完璧にならないので、先日内視鏡で検査し、ついでに他の臓器の痛みを疑って血液検査もしました。血液検査の結果は非常に良好。すべて正常値内でした。心配された尿酸、γ-GTPなんて超楽勝で正常値。で、胃の中もピンクできれい。
じゃあなんなんだと言うことになるのですが、内視鏡検査の時に採取した組織を調べたところ、胃の中に(胃の粘膜に埋もれて)ピロリ菌が若干反応があるので、そのせいかも知れないということが結論でした。正式名称、ヘリコバクター・ピロリ菌は、発見されて日が浅い細菌です。ピロリ菌の存在が発見されるまで、胃潰瘍やポリープは、ストレスや暴飲暴食のせいだと言われていましたが、実は90%以上がピロリ菌の仕業であるというのが現在の一般的な見解だそうです。
で、今回、除菌を行うことになりました。除菌は2種類の抗生物質と胃酸を抑える薬を一日二回、一週間服用することで行います。今週月曜日の夜から飲み始めたので、来週の月曜日でおしまいです。問題はその期間はアルコールを控えることでした。いつ初めても良いとのことでしたが、ちょうどこの一週間は会食の予定が入っておらず、また来週は札幌でお酒を大変飲むことになるため、すぐに始めることにしたのです。なぜアルコール禁止かというと、この除菌の成功確率が下がるからです。そうなんです。除菌は必ず成功するというわけではありません。普通でも成功確率80%〜90%と言われています。ここでお酒を飲んでしまったり喫煙すると、確率が一気に半分くらいまで落ちるそうです。逆に最近ヨーグルトで見かけるLG21という乳酸菌はピロリ菌を直接攻撃することがわかっており、除菌治療中に摂取すると成功確率が上がるという説もあります。もちろん僕も一日2個ずつ食べています。
実はこのピロリ菌、悪いばかりではないという人もいます。たとえばピロリ菌を持っている人は花粉症などのアレルギーになりにくいとか。しかしピロリ菌が原因で胃の障害があるのであれば除菌するというのが現在の常識のようです。
ピロリ菌の除菌にはもう一つ問題があります。今までピロリ菌が邪魔をして胃酸が抑えられていたのが普通の状態だったのに、それを除菌して正常な状態になると、今度は勢い余って(?)胃酸が多く出るようになるケースがあるようです。そして胃が正常になるため、今まで以上の食欲がわいてきて太ってしまうことが多いとか。実際僕も薬を飲み始めてからおなかがすいて仕方がありません。正常になってきたからかな。せっかく禁酒で多少はやせるかと思っていたら、そうはうまくいかないようです。胃を悪くして、その治療で太るとは何事かと思われるでしょうが、そういうことですので不思議がらないように。いずれにせよ、一回でも薬を飲み忘れたらやり直しどころか、しばらくあけて抗生物質の種類を変えないと行けないそうで、割と神経質になっています。月曜日の朝飲んだら治療終了。3週間後に検査に行きます。
もう少し禁酒生活をがんばります。
何となく胃の調子がすっきりしないなーという方は、ピロリ菌を疑ってみるのもいいかもしれませんよ。
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ここまで全く情報ソースを書かずに来ましたが、検索すれば上記のことは全部出てきますので。
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