集英社 (2005/06/17)
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いつでも読んでしまう。一気に終わりまで世界に浸れる幸せな読書。
粋な生き方に、拍手喝采!
前回、本シリーズ第一巻をご紹介したときは第二巻(「残侠」)を読んでいた頃だったと思う。その後、ちょっと仕事よりの本を読んだり、今更ながらDSのマリオカートにはまってクリアに燃えていたため少し第三巻に手が伸びるのが遅れてしまった。
ブログで紹介するのは、シリーズであれば一度でよいだろうと思っていたが、またどうしても紹介したくなった。
パートナーさんとのおいしい焼き肉を食べてご機嫌で帰宅途中、南北線にて、この第三巻の続きを読み始めてしまった。開いたところは、途中まで読んだラス2のお話「道化の恋文」。12時過ぎに目を腫らしながら帰宅した僕に奥さんは「どうしたの?」。「いや...また浅田次郎で」というと、苦笑。。。まあだいたいいつもそんな感じなのだ。
何度も泣かされているんだが、ええ、わかっちゃいるんだが、またやってしまった。この話「道化の恋文」の一編は、僕のツボにさくっと刺さる。この話を読んで涙しないようなら、もはや男ではないと言いたい。いや言いすぎだと思うので少し狭める。ドラえもん単行本第六巻の最終話「さようならドラえもん」を読んで涙した人なら、きっとわかってもらえると思う。もうこれ以上読み進んだら、ついに電車の中でハンカチを出し、目をぬぐわなければならなくなる、という限界でぱっと本を閉じる経験は、浅田次郎では何度となく味わっている。
この小説、特に"ラス2"の「道化の恋文」を読んで、改めてようくわかった。
浅田次郎小説には常に二つのテーマがベースにある。一つは家族の喪失とその救済、もう一つは江戸っ子の「粋でいなせな生き様を描く」ということ。天切り松~シリーズは他の小説と同じく両方が描かれているのだが、とりわけ後者の「粋でいなせな江戸っ子とは」の部分が色濃い。その部分が、懇親の筆力を駆使して描かれている。
また繰り返しちゃいますが、男なら読みなさい。
今日は、外国人にも本を見つけられたので、ついでに勧めちゃいました。ちょっとレベルが高いと思うけど。。こういう日本を知ってもらいたいという思いが多少あった。(もっともより多くの日本人にも読んでもらいたいけど)
This book is my bible which tells me Japanese (guys') spirits. This book encourages me in good way to help anybody who need my help anytime...男なら!
とかなんとか言った気がする。。焼き肉を食べながら。
多少お時間があり、秋だし読書でも、と思っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら謹んでお勧めします。
私は一時小説系かとおもわれるようなのをよんでました デルトラクエスト アニメになったそうで明日夜6時 私のうちでは
BS Japan 系ですwwww
投稿情報: けけ | 2007年10 月25日 (木) 19:33
まちがえました 毎週金曜 6時にあります^^
投稿情報: けけ | 2007年10 月25日 (木) 19:34