先日急遽、沖縄へ行く用事があった。
前もって何の予約もないまま空港へ行って、ぎりぎり用事を現地で済ませ、とんぼ返りでキャンセル待ちの上、帰ってきた。やはりスケジュールに無理があると、数々の難問が目の前に立ちはだかったのだった。僕としては初めての経験が多かったので、Tipsとしてメモしておこうと思う。
PROBLEM1: 羽田13:05発。今12:25@六本木オフィス。チケット予約なし。
先方との電話を終了したのが12:25分。那覇空港からタクシーで20分ほどの会場に、遅くとも17時までに着く必要がある。さっそくWebで調べると、13:05のANAくらいしか良いのがなさそう。離陸まで30分で、僕は今六本木にいる。とりあえずタクシーに飛び乗った。芝公園から上を走れば間に合うだろうと運転手。タクシーの中で、ミーティングのキャンセルやらの電話をまずすませ、その後いつも国内外の出張の時にお世話になっている旅行会社のK岡さんへ連絡し、相談する。すると、ANAの13:05を予約してくれた。10分前が搭乗開始だから12:50に有人カウンターに着ければ大丈夫なんではないか、とのこと。
このとき実はタクシーからWebにつながれば、Webで航空券を予約ししてSkip-Inで搭乗できたんだけど、ちょうどPCが修理から戻ってきたばかりでeMobileのドライバをインストールしていなかったのだ。。。痛恨。
さて運転手さんの軽快な(笑)運転も功を奏して、目的の12:45過ぎにANAの有人カウンターに着くことができた。ところが。。
PROBLEM2: 搭乗は10分前だが、チケット購入は20分前が締め切りという事実
そんなの知らなかったよー。ちょうど20分前を数分過ぎたところだった。そこでまたしても悔やみきれないのは、タクシーでeMobileが使えなかったこと。20分前ならタクシーの中でやきもきしていたんだから。オフィスでWeb購入している時間はなかったんだから、eMobileが使えない以上、選択肢はそれしかなかった。カウンターで、なんとか購入させてもらえないかを交渉したけど当然ながらだめ。はー、やっぱり間に合わなかったか、と肩を落とすと、ANA職員が「スカイマークさんなら13:25がありますよ」とのこと。おお!それなら余裕がある。
PROBLEM3: ターミナルが違う
それなら余裕がある、と思ったのもつかの間。スカイマークは第一ターミナル。今いるANAは第二。うおー。。汗だくになって走った。速攻でチケット購入。那覇まで片道19,800(安!)。なんとか滑り込んだ。スカイマークを使ったのは初めてだったけど、可もなく不可もなく。国内ならどこでも同じかなと思った(国内線は食事も出ないし)。機内では、今日やるはずだった資料の作成に集中。1時間半ほどPCが使えるので結構はかどった。集中して作業するには実はオフラインが良い。無事那覇空港に着いて、タクシー乗り場まで来たのは16時15分くらい。下乗がターミナル直づけじゃなくて、バスのピストン輸送だったので思いの外、着陸からの時間がかかった。この辺が値段に出るのかな?とにかく急がないと。タクシーに場所を伝えると、聞いていたとおり20分で着くだろうとのこと。これで間に合った。
PROBLEM4: 御霊前がない
到着後、奥さんに電話。急遽沖縄に来ることになったこと、無事着いたこと、告別式に出ることを告げる。すると「御霊前は用意したでしょうね」、という衝撃的なつっこみ。すぐに運転手さんにコンビニに寄ってもらって、お香典袋を買う。(注意:御霊前は49日まで。49日以降は御仏前となるそうだ)タクシーの中で、自分の住所などを書いて準備。会場に着いたのはなんだかんだと時間を食ってしまい、16:45。無事お焼香をすませ。関係者の方にご挨拶し、故人を偲んだ。目頭が熱くなる。
そして再び空港へ向かう。帰りの便も当然予約していないので、もしだめなら空港近くのホテルにでも泊まるかという軽い気持ち。でも、坊やの誕生日も近いし、できれば帰りたい。
PROBLEM5: 最終便まで満席 => キャンセル待ち
まずANAへ行ってみた。掲示板を見ると最終便(21:05)まですべて満席。踵を返して、JAL側へ行くと全く同じ。最終便まで満席。結局、二つくらいキャンセル待ちをしてみることにした。ANAで航空券を購入して、キャンセル待ちの番号をもらう。ちなみに予約もしていないエコノミーは一番分が悪い。一番いいのはスターアライアンスゴールドメンバーの人、次がスーパーシートの人、次が予約していた(しかし購入はしていなかった)エコノミーの人。最後が僕のような予約も購入もしていないエコノミーの人だ。エコノミーは全部併せて11人が待っている。スーパーシートは5000円の差なので、もし確率が上がるのならスーパーシートも考えたが、数が全然少ない。つまり待っている人も少ないが、キャンセルが出る確率も低い。結局エコノミーのまま。しかし高い。ANA、JALとも羽田まで片道 37,500円。スカイマークとの差額17,700円ですよ。
TIPS: ANA と JAL 両方で待てる
ANAのスタッフが教えてくれたのだが、ANAで購入した航空券をJALのカウンターに持って行けば、JAL のキャンセル待ちリストにも載せてくれるとのこと。そうなんだー。それはいい。確率が倍に上がった気がする(実際は機会が2倍になっただけ)。さっそくJALでも待たせてもらうことに。スカイマークをチェックするのを忘れたけど、スカイマークは、一緒に待つことはできない。いや、もちろん待てるんだけど、乗らなかった方の払い戻しができない可能性があるので、あきらめてANA/JALにした。
PROBLEM6: ANA と JAL のキャンセル待ちカウンターがとても離れている
羽田のようにビルが違うなんてことはないのだが、普通に歩いたら7~8分かかる距離にお互いのキャンセル待ちカウンターがある。指定された時刻(搭乗時刻)に、そのカウンターで発表があるので、必ずそこにいないといけない。ANA と JAL は互いに25分くらいずれているので、片方がだめだったら次、と25分おきにカウンター間を往復しないといけない。で、結局幸運なことに最初のキャンセル待ちだったJAL19:25発に潜り込めた。(つまり一度も往復しないですんだ)
帰りの機内では仕事はそこそこにして、読書と睡眠で過ごした。のどがからからでジュースがおいしかった(例のJALスープは今回も飲まなかった。。是非トライしたい)
自宅に着いたのは23時ちょっと前だったかな。「用事」そのものはとても悲しいものだったが、数日経った今、思い返すと、日帰り那覇はいろいろ勉強になることが多かった。(何とかなるもんだ)
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