連続3エントリNILSについて。。
どうしても全体を通して「本当にWebばかりだなー」と感じたことを書きたかったので。
ブラウザや、アドレスブックとのシンクロなどを除くと、PC上で動作するソフトウェアビジネスが非常に少ない印象を受けました。僕なんかPC上ソフトウェアな人間なので、少し寂しいです。
ただ個人的には、今後は必ずクライアントとWebの融合というか、区別が無くなることがキラーになっていくと思っています。そのためには何らかのモジュールがクライアントに必要になってくるので、deploymentが肝かなと思っています。
今回NILSで紹介された中では、AdobeのApolloが一つの解を示しています。クライアントアプリがフロントエンドとなって、Webをデータベースのように使うことができるもので、開発環境も簡単とか。ユーザー同士の関わり合いにおいて、僕が関わってきたP2Pと比較すると「技術的には」つなぐ部分は煩雑なP2P通信をせずとも、Webに任せられるので、このアプローチはシンプルかもしれませんね。(オフラインでも使える、と言ったP2Pならではのメリットはありませんが、モバイル定額ブロードバンド環境が整いつつある今は、マイナーな問題と思います)
でもなあ、一昔前もCurlとかあったしなぁ。そして全然流行らなかったしなぁ。いまいちこういうアプローチ(今はRIAって言うみたいですね)は、残念な結果に終わる印象があります。かならずクライアントにランタイムを入れないといけないし。結局やはり、それらのdeploymentに収束するのかな。deploymentがある限り、企業への導入はWebベースに比べて数段難しくなります(だってインストールするだけじゃなくて、バージョンアップ木綿どう見ないといけないんですから。しかも一斉に、ばらつき無く)
もしかしたら、CurlはLISPがいけなかったのか(笑)と一瞬思いますが、いやプレゼンテーション(デモ受けと事例)が結局弱いんだ。純粋MIT系は、いまいち地味なのが多いからな。ある程度いいものができたら、優秀なevangelistにしゃべってもらうのが良いんじゃないかなー?developer community をリードしながら。
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